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樋口一葉
2025/10/15 10:03
『たけくらべ』『にごりえ』などの作品で知られる樋口一葉。
貧乏でお金に苦労した彼女が、現代では五千円札の肖像になっているのですから皮肉なものです。
さて、この樋口一葉さん、実はある文豪と結婚していたかもしれなかったという話があります。
その文豪とは、なんと夏目漱石。
一葉さんの没後56年後の1952(昭和27)年に、一葉さんの甥っ子が明かしたところによると、一葉さんの祖父と漱石の父が懇意の仲で、漱石の父が一葉さんの祖父に「ウチの息子(漱石のこと)の嫁として、君の孫娘をくれ」と申し込んでOKされていたのだそうです。
昔は親同士が結婚を約束するのは普通のことだったので、そのままいけば2人は夫婦になるところでしたが、一葉さんの祖父の逝去により立ち消えになったのだとか。
もし2人が結婚していたら、もしかしたら一葉さんが名作の数々を残すことも、わずか24歳でお亡くなりになることもなかったかもしれませんね。
本日もよろしくお願い致します。
なおみ